「日本のハワイ」とも言われ、かつては新婚旅行先として親しまれてきた熱海。
現在も昭和の良い香りを残しつつも、新しい風も参入しており、今じわじわと人気再燃中です。
かつては「東の熱海、西の別府」と謳われた、わが国を代表する巨大温泉地、熱海温泉。団体客向けの大規模ホテルをメインに宿泊施設の数は400とも500ともいわれています。
熱海温泉の概要
熱海は全国でも有数の大温泉で、尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台としても有名。箱根や伊豆の山々に囲まれた斜面に温泉街が開け、その夜景の美しさは“東洋のナポリ”とも言われています。
西暦749年、今からおよそ1260年前に箱根権現の万巻上人が、海中に湧く温泉を熱海の中腹に導き漁民および魚介類を救おうと薬師如来に祈祷し、現在ある「大湯間歇泉の地」に泉脈を移し、守護神として湯前神社をつくり、一般の人々が温泉の恩恵に浴することが出来るようにしたことが熱海温泉の始まりと由来記に記されています。
気候も温暖で、1月下旬には桜も咲き始める。近くには数多くの名品を所蔵しているMOA美術館や熱海梅園があり、沖合の初島へも高速船が出ている。
◎大湯間歇泉
熱海温泉街のほぼ中央にあり、大正12年の大震災ごろまで、定期的間歇泉として一昼夜2回、規則正しく熱湯を噴出していたが、震災後は蒸気だけになった。
昭和37年に空気を送りこんで人工的に復活させ、現在は5分おきに温泉を噴き上げている。傍らに英国初代公使オルコックの愛犬の霊を慰めるために建てられたの「愛犬トビーの碑」がある。
◎走り湯
天武天皇の御代、呪法を会得した役の行者が神通力により山の断層から、温泉をさそいだしたといわれる。海岸沿いの旅館群の裏手にあり、横穴式噴流の温泉源地として知られている。奥行5mほどの洞窟の中から噴出し、木管を伝ってトウトウと流れている。泉温は約70度あり、毎分約170リットルを湧出し、旅館の大部分はここから引き湯している。見学自由、横穴に電燈のつく時間は10時~15時。
◎田原浴場
熱海駅のすぐ前にある外湯が通称駅前温泉の田原浴場(熱海駅前振興事業協同組合)だ。茶色レンガの外装を施した鉄筋の建物は、華やかな温泉街にあって目立たぬ存在だが、垢抜けて現代的イメージである内部も明るく清潔でタイル張りの浴室には10名はゆうに入れる浴槽がある。/14時~21時分/水曜休/TEL(0557)81-3417
熱海温泉の基本情報
ジャンル | 名所・観光スポット |
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地域 | 静岡県/伊豆・熱海 |
住所 | 静岡県熱海市‐ |
電話番号 | 【問合せ】TEL:0557-85-2222 ; FAX:0557-85-2211 Mail:info@ataminews.gr.jp ; URL:http://www.ataminews.gr.jp/ |
備考 | 【宿泊施設軒数】220軒 *熱海地区63軒 |