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魅力的なところばかり!まちづくりに成功した観光地の事例とは?

2023年08月27日

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観光客で賑わうと、その地域にもお金を落としてくれる人が増え街全体が潤います。 実は、日本の中には上手にまちづくりを行って、成功した事例がいくつもあるのです。 どんな課題があり、どう乗り越えて成功したのか、こちらでいくつかの地域をピックアップして紹介していきます。

■【まちづくり成功の事例1】北海道富良野市

観光に来てくれるお客さんが富良野市に来ても、街中に遊びに来てくれる人はほとんどいないという悩みを抱えていました。 さらに、街中にあった病院なども郊外に移ってしまい、ほとんど地元のお客さんしか買い物に来ない状態で悩んでいたのです。 そこで、どうにかして富良野市に来てもらおうと、計画を立てました。 お客様にも地域の食をもっと知ってもらおうと、フラノマルシェを整備します。 ネーブルタウンの整備を行って、フラノマルシェ2も造りました。 そして、観光スポットとして宣伝するために、フラノブランド検討委員会を作り宣伝します。 お客様がどんなものを求めているのかリサーチしながら、産業のブランド化も推進しました。 そのおかげもあって、観光客にも知れ渡るようになり、街中にも足を運んで食を楽しむ人が増えました。

■【まちづくり成功の事例2】群馬県甘楽町

甘楽町から地方に移り住む人も多く、空き家が増えてしまい悩みにもなっていました。 観光にわざわざ訪ねてくるお客さんもいなかったため、どうにかしようと空き家を滞在施設へとリノベーションをし、街全体をホテルに見立てた農業や生活体験型観光を行います。 街全体をホテルとして見立てているため、地域の交流センターをホテルのフロントとして活用もしています。 旅先で暮らす体験をしてもらい、観光しながらお試し移住体験、街の観光映像を見てもらうなど工夫もしました。 外国人向けに和菓子作りの体験も作り、外国からの観光客も来てもらえるように工夫をしているのです。 体験を通して気に入ってくれたら、移住定住に向けて考えてもらえるようと目指しています。 実際に、何も施策を行わなかった時に比べ、観光客数が伸び、移住や定住してくれる人も増えました。

■【まちづくり成功の事例3】富山県黒部市

富山県黒部市は排気ガスによる汚染とお客さんが遊びに来てくれないという悩みを抱えていました。 どうにかどちらも改善につなげたいと思い、工夫を凝らしてお客さんを増やしました。 まず、排気ガスを使わないようにするために、電気バスを導入します。 そして、温泉もエコを意識して、とちの湯も整備したのです。 電気バスで周遊をし、その後温泉に入るというルートも作りました。 温泉のほかにも、地元の住民と交流をしてもらおうと、湯めどころ宇奈月も整備します。 お客さんに喜んでもらおうと、一部の地元人だけが頑張るのではなく、地域一体となったまちづくりをしたのです。 旅館従業員などへのワークショップを開催し、PRをするためにかわら版を発行するなど工夫もしました。 地元の小学校や中学校でも環境教育を行い、人材育成も行っています。 その結果、興味を持つ他県や海外のお客さんも増え、何もしない時よりも宇奈月温泉に宿泊してくれる人が増えました。

■【まちづくり成功の事例4】福井県大野市

福井県大野市、天空の城などにはお客さんが来ていましたが、なかなか街中まで遊びに来てくれる人が少なく困っていました。 城下町の街並みなどを整え、天空の城や越前大野城などの観光資源はそのまま活かし、もっと興味を持ってもらえるように街中を整備しました。 小学校の跡地など何もない場所を活用し、越前おおの結ステーションを整備しています。 イベントを積極的に行い、楽しめる空間を作りました。 観光アプリというもの作り、遊びに来た時にトイレや駐車場の場所もわかりやすいようにもしました。 何もしなかった時に比べて、観光に来てくれた方も増えています。

■【まちづくり成功の事例5】岩手県久慈市

朝ドラで人気になった「あまちゃん」を活かし、久慈市に遊びに来てもらえるように工夫をしました。 あまちゃんのファンも増えたため、久慈市に興味を持ってくれる方も増えました。 ブランドイメージも全国的に浸透していたため、あまちゃんをモチーフにした商品を開発しています。 市街地には、それまで空き店舗がいくつかあり、その場所を活かして「あまちゃんハウス」も造りました。 一緒に、道の駅でもあるやませ土風館の宣伝も兼ねて、空き店舗のシャッターにあまちゃんややませ土風館の絵を描いたのです。 また、ドラマに出てきたカフェなどもイメージした「海女カフェ」などを造り、魅力のあるまちづくりをしています。 さらに、海女の後継者育成も兼ね、イベントなども行いました。 あまちゃん人気がピークの時よりは今の観光客は少し減りましたが、それでも魅力を感じて遊びに来る方が多数います。

■まとめ

観光客が減ったからといってそのまま放置をして諦めてしまうのではなく、工夫をしている自治体は多いです。 自分たちの土地の特色を活かし、活用していない建物などを上手に使うなどして、結果観光のスポットとしてまちづくりに成功している事例も増えています。 さらに、移住や永住したいと思ってもらえるような工夫もし、成功している自治体もあります。

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