真似しながら、楽しみながら、覚えていく、成長していく。子どもたちは、動きや喋り方、服装など、憧れの大人の真似をするのが大好き。仕草などを真似ることで、人として大切な社会性や協調性も身についてきます。
見るもの、聞くもの、知ること全てが興味の対象となる大切な心と身体の成長期。そんな好奇心いっぱいの素直な心を、可能性を大きく伸ばしてあげるためにもいろいろな体験・経験をさせてあげたいものですね。そこで今日のテーマはキッズ向けの文化や職業体験。
子どもたちに本物の日本文化を見せよう、学ばせよう
幼い頃にこそ本物の素晴らしさを体験させておきたい。そんなパパやママにお勧めしたいのが公益社団法人日本芸術実演家団体協議会(芸団協)が行っている「キッズ伝統芸能体験」です。
芸道のプロが直接指導してくれる体験プログラムは、謡・仕舞コース、狂言コース、三味線コース、囃子(篠笛)コース、囃子(小鼓・太鼓)コース、お箏(こと)コース、尺八コース、そして日本舞踊コースの8種類。日本の伝統文化の美しい所作や優しい旋律、日本人の身体に合った動きや道具の使い方などが学べます。
また、それぞれの芸道の先生の指導を受けることで礼儀作法や立ち居振る舞いなど日本人が大切にしてきた日本文化の心や感性も知らず知らずの間に身につきます。
子供向け職業体験といえばキッザニア
憧れの仕事が体験できると大人気の子供向け職業体験型テーマパーク『キッザニア』はメキシコ生まれの「こどもが主役の街」。約3分の2の子どもサイズに作られた街の中で、いろいろな仕事を体験することができます。
日本にあるキッザニアは豊洲の『キッザニア東京』と大阪にある『キッザニア甲子園』の2施設。消防署や観光バス、ベーカリーにハンバーガーショップ、ビューティーサロン、警察官、医師、地下鉄など施設内での様々な仕事はもちろんですが、それだけではありません。今までにない取り組みと話題になっているのが「Out of KidZania」と題する特別プログラム。オフィシャルスポンサー等の仕事場で、本物の機械や装置を体験できるのです。
2018年度には東京メトロでの運転シミュレーション体験やトンネル内の打音検査、JRA栗東トレーニング・センターでの獣医師や装蹄師の仕事体験、2泊3日で行われた北海道でのニッポンハムグループ仕事体験など多彩なプログラムが行われました。
子どもたちにもっとリアルな職業体験をという願いが感じられるキッザニアは、これからも大注目。2021年には名古屋、2022年には福岡にもオープンの予定となっています。
キッザニア甲子園
自治体主催の文化体験も
市町村などの自治体でも独自のプログラムで子供向けの文化・職業体験を行っているところが少なくありません。インターネットやお住まいの自治体のホームページなどで検索してみてはいかがでしょうか。
また、地方自治体で最近増えているのが子どもを対象とした国際交流プログラム。各自治体の姉妹都市との派遣交流や英語でコミュニケーションを取るための語学交流プログラムなど、こちらの方も日頃からチェックしておいてはいかがでしょう。
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