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海外の反応は良い！日本国内の旅行スポットとは?

2024年02月28日

日本国内には、日本人にとっては目新しさがなくて評価は低いものの、まったく違った文化の国から来た人には高い評価を受ける場所があります。それも、わずかな数ではなく、数えきれないほどたくさん存在する事が判明しています。その中から実際に日本を旅行した外国人観光客の間で特に絶賛されているスポットを幾つか紹介していきます。

和風建築物に関する人気スポット

山形県の奥地にある銀山温泉は、昭和後期や平成に生まれた人々にとっては非日常的景色のため、日本でも若者世代には人気があると言われます。一方で昭和の日本の原風景を知る世代にとっては際立った新鮮味がないため特に関心を示さないような人もいるようです。そんな銀山温泉は、昭和後期・平成時代に入ると姿を消した純和風な建物が軒を連ね、レトロなガス灯が演出する独特な夜の景色を最大の特徴となっています。

その景色は。西洋建築物に囲まれた中で生活する日本の若者世代同様、欧米地域に住む人々にとっては非日常的で、最高に魅力的に映るようです。また雪が降らない東南アジアからの観光客には、建物に雪が降り積もる冬の時期の幻想的な雰囲気が高い人気を誇っているのです。欧米の人々も東南アジアの人々も訪れたあとにブログや映像で銀山温泉の独特な景色・雰囲気を絶賛しており、なんとしても守り抜いていかねばならない景色と言えるでしょう。

和風建築物関連で言うと、山梨県の富士吉田市にある「新倉富士浅間神社」というスポットは、2000年代あたりまでそんなに知名度の高い場所ではありませんでした。なぜならこの地域にいれば何処にいても富士山がよく見えるほか、神社内に大きな看板スポット(史跡・遺跡など)がなかったからです。しかし、2013年に富士山が世界文化遺産に登録されると、口コミでどんどん外国人観光客が増えていって国内でも話題になります。また何故か春の時期にたくさんの外国人観光客がやってくるという事で、その要因を調べていくとある事がわかってきました。

何故春の時期にこの神社にたくさんの外国人観光客が来るかというと、この神社のある場所からは「富士山・桜・五重塔」が同じアングルに入る貴重な写真が撮影できるからです。そのアングルは外国人からすると極めて特殊で魅力的な景色であるらしく、「富士山・桜・五重塔」を一つの写真に収められる五重塔の北側には春にたくさんの外国人が押し寄せます。

漫画・アニメ文化がない国の人にとっては天国のスポット

日本では毎週・毎月たくさんのコミック雑誌が発売されており、その掲載作品が単行本化されると書店・コンビニの売上に大きく貢献します。またコミック誌の人気作品は次々にアニメ化されるという流れが定番となっており、アニメ文化も世界一の規模だと言われます。海外ではアメリカ・フランスなどアニメ文化がある程度成熟している国はあると言われるものの、それらの国でも漫画文化はそれほど発達していないようです。漫画・アニメ文化が未発達な国からやって来る外国人観光客にとって天国のような場所と言われるのが東京都心の秋葉原エリアになります。

こちらには新品を扱う大型書店のほか、漫画やアニメに関する大きな店があります。例えば「まんだらけコンプレックス」という店は1階から8階まですべてをコミック・アニメ関連売り場が占めており、一つの場所で長い時間を過ごせます。館内にはコスプレをした名物店員も働いていて常時奇抜な格好をして接客にあたっており、そういった事も異国の外国人を感動させます。その他、アニメに特化した店・スポットも充実しており、日本でしか味わえないこの特殊な環境は飽きられる事なく長きに渡ってオタク系外国人観光客を魅了し続ける事でしょう。

同じく東京都内の三鷹市にある三鷹の森・ジブリ美術館は、開館から20年が経過した中、内部の展示物はあまり変化がないため日本人からすると新鮮味がなくなってきています。一方で、外国人観光客の間では東京を代表する名所として大人気です。特に手先の不器用さをコンプレックスを感じているような人にとって、日本が誇る天才・宮崎駿氏の絵画技術は極めて魅力的に映る事が判明しています。この美術館に行けば展示物を通じて宮崎氏直筆の貴重なイラストなどを間近で見る事ができ、日本人の手先の鋭さを世界にアピールする上でも重要なスポットと言えます。

まだまだある高い評価スポット

市街地の中に何気なくあるものの中で外国人を驚愕させるスポットとして知られるのが、日本のコンビニエンスストアです。コンビニ文化が発達していない国から来た人達にとって「圧倒的な品揃え」「24時間営業している」「接客が丁寧」といったところは口コミで絶賛されています。また、防犯の関係で自動販売機が基本的に設置されていない国から来た人には自動販売機自体が新鮮であるほか、売られている飲み物のクオリティも高評価です。こういったコンビニや自動販売機も日本が世界に誇れるものと言えるでしょう。

東洋人と西洋人ではまったく文化・考え方が違う

アジアと西洋では想像以上に異なる考え方をもっているほか、異なる文化の中で生活をしています。そして人は非日常的な体験に憧れるものであり、日本の繊細な和風建築物というのは異国の人たちにとって最高のコンテンツになっているようです。また何気ない便利な施設・機械も一部の外国人を感動させているのです。技術大国日本は、これからももっとたくさんの外国人観光客を呼び込めるでしょう。