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まつり神輿は江戸の華!伝統を担ぐ神輿体験のすすめ

2024年01月25日

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神輿を担ぐ掛け声を聞いているだけでも勇壮な心が湧いてくる祭は、数ある日本文化の中でも地域の人々の生活リズムに結びついた大切な行事です。神社と氏子の関係は、宗教的意味合いだけでなく、コミュニティの人間関係をスムーズにし、帰属意識を再確認する象徴的な装置としての役割をも果たしてきました。掛け声を上げ、周囲と心をひとつにして神輿を担ぐという行為は地域社会の一員として互いを認めう仲間意識の喜びに満ちています。
しかし、その本当の魅力は見ているだけではなかなかわかりません。まだ、参加したことがないのなら、それはそれで一つのチャンス、このコラムをきっかけに神輿担ぎにトライしてみてはいかがでしょう。

誰でもお神輿の担ぎ手になれる

東京の祭神輿を担ぐための

東京のお祭と言えば毎年ニュースにもなる三社祭が有名ですが、江戸の伝統を受け継ぐ東京には数多くの祭があります。その中でもよく知られているのが神田、山王、深川といずれも伝統と格式に彩られた江戸の三大祭です。今回は三社祭と江戸三大祭、併せて4祭を例にお神輿の担ぎ手としての参加方法をご紹介します。
また、ここで紹介した以外にも都内各地には自前の神輿を持つ氏子団体がたくさんあり、担ぎ手を募集している場合も決して少なくありません。古くからあるご近所の商店で尋ねたり、町会のHPなどをチェックしてみましょう。

世代を超えて愛されるお神輿

三社祭

三社祭は地元の町々の神輿100基もが浅草の街を江戸の熱気に巻き込む迫力満点のお祭です。伝統のお祭だけに参加は難しくも思えるのですが、町会によっては担ぎ手を募集しているところもあります。町会に知り合いがいるなどのつてを頼ったり、神輿同好会(https://ameblo.jp/mikoshi-asashi/)などに連絡をとってみてはどうでしょう。

神田祭

神田祭は神田明神創建以来約1,300年の伝統を誇るお祭で別名「天下祭」とも呼ばれています。神輿参加については神田練塀ブログ(http://www.neribei.net/)に参加者募集の告知が掲載されてます。祭衣装は自分で用意する、事前の説明会に参加するなどのルールさえ守れば誰でも参加が可能です。半纏の枚数の限りがあり先着順となっているので連絡は早めに入れておきましょう。また神輿の出る本祭は2年に一回となっていて、2018年は陰祭、2019年が本祭となっています。

山王祭

日枝神社の祭礼である山王祭は、神田祭同様将軍が上覧する数少ない「天下祭」のひとつです。江戸三大祭に加え、大阪天神祭・ 京都祇園祭とともに「日本三大祭」としても知られています。山王祭でも各町会や参加団体等が担ぎ手を募集しています。インターネットで山王祭、担ぎ手募集などと検索してみましょう。神田祭同様神輿の出る例大祭は2年に1度で、2019年は神輿がでません。

深川祭

通称水掛け祭とも呼ばれる富岡八幡宮のお祭です。こちらも町会単位で担ぎ手の募集が行われます。ただし町内在住者・町内在勤者限定などの制限がある町会もあるので詳しくは直接確かめてみるようにしましょう。深川祭の開催は「本祭」「御本社祭」「蔭祭」の3年周期で行われ、各町会の神輿が繰り出されるのは本祭となります。次の本祭はオリンピックイヤーの2020年です。

豊作を願い海の神を祀る

祭には歴史と伝統のルールがあります

例えば祭の掛け声と言えば最近ではソイヤソイヤを思い浮かべますが、深川祭の掛け声は「わっしょい」と決まっています。また、祭衣装もお祭ごとに決められたルールがある場合は少なくありません。祭に参加させていただくという謙虚な気持ちを忘れず、町会の方々の指示に従って楽しく爽快な神輿担ぎの醍醐味を楽しんでください。

神輿を担いで街を練り歩く

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