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日本観光でぜひ見るべき 世界自然遺産 知床の旅

2024年11月24日

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開拓のロマンと大自然が息づく北の大地北海道。そのなかでも世界自然遺産の知床は多様な絶滅危惧種や希少な動植物が分布する自然の宝庫です。日本にある世界自然遺産で最も多くの観光客が訪れている知床の誘引力とはどこにあるのでしょう 冬の流氷が覆い尽くす知床の海は冷たさのなかにも豊富な栄養分を閉じ込めた恵みの海。海水に溶け込んだプランクトンは魚や貝、それを糧とするアザラシなどの海獣類、海鳥やオオワシなどの鳥類と海に生きる命がつながる輪を形作っています。また、川から海へと泳ぎだし、豊富な海の恵みを得て育ったサケの仲間は、ふるさとの川を遡上し、そこで山の生き物の餌となり、死体は土に返り知床の森を豊かにします。この海と川、大地を巡る命の連鎖は遠い昔から循環することで、知床の小宇宙を受け継いできたのです。 一見荒涼と見える冬の光景から緑に覆われた短い夏へ。海から高山まで多様な環境に恵まれた知床の多様な生息環境と餌資源は生物多様性を支える恵みの自然遺産でもあるのです。

ぜひ目にしておきたい知床の見どころ

知床は厳格に保存されている核心地域と、文化財を保存するために設けられている利用制限区域である緩衝地域の2つに区別されています。 自然の景観も人の手が加えられずに、今もなお自然そのものの姿で維持されており、野生の天然記念物も希少種の動物も生息しています。ここで知床の素晴らしさを体感するために見ておきたい代表的な景勝地をいくつか紹介してみましょう。


知床五湖

原生林に囲まれた大小五つの湖を散策する一周3kmのコースがあります。晴れて穏やかな日には、湖面に美しく知床連山が浮かび上がります。ヒグマの出没状況により閉鎖になる場合があります。

知床峠

斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ知床横断道路(国道334号)の頂上、知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠です。好天時には間近に見える羅臼岳やハイマツの樹海、遠く北方領土国後島を望めます。

フレペの滝

知床連山に降った雪や雨が地下に浸透し、垂直に切り立った約100mの断崖から水が流れ落ちています。滝を見る展望台へと続く、片道1kmの遊歩道があります。 別名「乙女の涙」。

オシンコシンの滝

滝の中腹まで設けられた階段から、落差約50mの断崖を豪快に流れ落ちるオシンコシンの水しぶきを間近に体感できます。国道334号線沿い。駐車場・トイレ・売店があり、気軽に立ち寄ることができます。

プユニ岬

夕陽や流氷の定番ビューポイント。知床国立公園の斜里側の入り口ウトロの町から知床自然センターへ向かう国道344号線上にあります。

夕陽台

ウトロ温泉街にある知床国設野営場の一角にあります。ウトロ港とオロンコ岩、三角岩のバックに、広い海原に沈んでゆく夕陽を静かに楽しむことができます。

オロンコ岩

ウトロ港の奥に鎮座する高さ約60mの巨石。急な階段を上りきると平らな台地になっており、広い海岸線や青く岩礁が透き通る海の風景が望めます。

カムイワッカ湯の滝

知床の秘湯!カムイワッカ川にかかるこの滝は、流れ落ちる滝そのものが温泉になっています。滝壺に入浴することもできますが、滝の中は滑りやすくなっているため足元に十分に注意しましょう。

おすすめのガイドツアー「ポンホロ沼」

原生林の中にあり、雪解けの時期だけ見ることのできる幻の沼です。7月上旬になると水は枯れてしまいますが、ひっそりとした森の中で、夏の青々と茂ったシダや秋の紅葉した木々を静かに楽しむことができる穴場スポットです。野鳥観察がしたい方にもオススメです。入口の看板や遊歩道はなく、もちろんヒグマがすむ森の中にありますので、観光を希望する際には、安全のため、また環境を守る意味からもぜひガイドツアーに参加することをお忘れなく。

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