ヴィーガンは動物性食品だけでなく乳製品や卵も不使用のため、体には良いけれど味はあまりおいしくありません。子供好みの味ではないため、食べられないこともあるでしょう。和菓子は洋菓子よりもヘルシーですが、ヴィーガンにすることでさらにヘルシーさが高まります。そこで、子供でも美味しく食べられるヴィーガン和菓子レシピをご紹介します。
いちご大福
いちご大福は子供が大好きないちごを使った和菓子で、数あるスイーツの中でもトップを争う人気です。
#材料(いちご大福8個分)
・いちご8個
・焙煎小豆粉大さじ4杯
・水130cc
・メープルシロップ大さじ2杯
・白玉粉100グラム
・塩ひとつまみ
・りんごジュース130cc
・片栗粉適量
#作り方
1.いちごはきれいに洗った後、ヘタを取って乾かしておきます。
2.鍋に焙煎小豆粉、水、メープルシロップ、塩ひとつまみを入れ火にかけ、焦げないように木べらで混ぜながら煮込み餡を作ります。
こしあんのようなテクスチャーになったら、火を止めて冷まします。冷めたら、8等分にして丸めておきます。
3.鍋に白玉粉、リンゴジュース、塩ひとつまみを入れ火にかけ、木べらでかき混ぜながら煮込み餅を作ります。
しっかり練り混ぜ、お餅のようなテクスチャーになったら火を止め、8等分にして片栗粉を引いたお皿に並べます。
4.いちごを餡で包み、その上に餅をかぶせて包みます。手に片栗粉を付けると、お餅が手にくっつきにくくなり綺麗に成形できます。
ただし、片栗粉をつけすぎると、閉じ終わりの部分がしっかり閉じなくなるので注意しましょう。
#上手に作るコツ
最も難しいのは大福の成形で、手先の器用さが求められます。
手早くお餅を伸ばし、閉じ終わりをギュッとくっつけることが大切です。
みたらし団子
みたらし団子は甘じょっぱいタレが美味しく、子供から大人まで幅広い世代に支持されている和菓子です。もちっとした食感で腹持ちも良く、食べ応えがあります。照り焼きダレと同様に、外国人にも好まれる味付けです。
#材料(みたらし団子4本分)
・上新粉100グラム
・熱湯100グラム
・砂糖大さじ2と2/3杯
・しょうゆ小さじ2杯
・みりん小さじ2杯
・昆布一番だし大さじ2杯
・片栗粉小さじ2杯
#作り方
1.下ごしらえとして、竹串を水に浸しておきます。
そうすることで、団子を串に刺す時にくっつきにくくなり、スムーズに刺せます。
2.鍋に砂糖、しょうゆ、みりん、昆布一番だし、片栗粉を入れて火にかけ、木べらでかき混ぜながら煮込みタレを作ります。
ブクブクと煮立ち、とろみが出てツヤが出てきたら火を止めて冷まします。
3.ボウルに上新粉と熱湯を入れ、菜箸で混ぜます。
手で触れるぐらいまで温度が下がったら、粉っぽさがなくなるまで手で捏ね団子の生地を作ります。
4.団子生地を一口大にちぎって蒸し器にのせ、中火で20分間蒸します。
5.蒸しあがった団子を取り出し、塗れ布巾をかぶせて冷まします。
6.団子が冷めたら再度手で捏ね、均一に捏ねたら16等分にします。
7.竹串に4つずつ団子を刺しガスコンロで炙り焦げ目をつけた後、タレを塗ったら完成です。
#上手に作るコツ
蒸した後に捏ねて16等分にする時は、手に水をつけるとくっつきにくくなり成形しやすくなります。
成形するのが難しい場合は、細く棒状に丸めた後、ナイフで切り分けると良いでしょう。
形は円柱状になりますが、美味しさに変わりはありません。
鬼まんじゅう
鬼まんじゅうはサツマイモを使った和菓子で、温かくても冷めても美味しく食べることができます。本来、鬼まんじゅうはもちもちとした食感ですが、ベーキングパウダーや重曹でふんわりとした食感に仕上がっています。食物繊維たっぷりで、優しい甘さのヘルシーな和菓子です。
#材料(鬼まんじゅう5個分)
・サツマイモ160グラム
・全粒粉50グラム
・重曹0.8グラム
・ベーキングパウダー0.8グラム
・砂糖24グラム
・粉末黒砂糖12グラム
・水36グラム
・サラダ油6グラム
#作り方
1.下ごしらえとして、サツマイモを1センチの角切りにしておき、黒砂糖はふるいにかけて細かくしておきます。
2.ボウルに砂糖、粉末黒砂糖、水、サラダ油を入れてしっかり混ぜ合わせ、サツマイモ、全粒粉、重曹、ベーキングパウダーを投入して粉っぽさがなくなるまで混ぜて鬼まんじゅうの生地を作ります。
3.生地を5等分にして、6センチ×6センチに切ったクッキングシートの上にのせ、蒸し器で20分間蒸したら完成です。
#上手に作るコツ
出来たての温かい状態で食べても美味しいですが、一晩寝かす方が美味しくなります。ただし、底に水気が残っていると腐りやすくなるため、保存する時はしっかり水気を拭き取っておくことが大事です。
和菓子はヴィーガンを実践しやすい
和菓子は卵や牛乳を使わず作るものがほとんどなので、洋菓子よりもヴィーガンを実践しやすいのが魅力です。油の量も少ないため、ダイエット中でも罪悪感なく食べられます。ご紹介した和菓子は作り方も簡単で、お菓子作りが苦手な人でも失敗しにくいレシピです。おやつやデザートとして食べるために、親子で作ってみてはいかがでしょう。
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