文化・マナー・習慣

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お辞儀の使い分け。3種類ある知らないと恥ずかしいマナーについて

2024年03月22日

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お辞儀は日本特有の文化です。当たり前と思っていたお辞儀ですが、海外旅行に出掛けるとお辞儀をする人はおらず、「お辞儀って日本特有なのだな」と改めて思います。
日常的に使うお辞儀ですが、実はシチュエーションによってお辞儀の方法が違うなど、細かいマナーが存在するのはご存知ですか?ただなんとなくしてきたお辞儀ですが、一度マナーを見直してみましょう!

お辞儀はシチュエーションによって使い分けするもの

お辞儀は、会釈、敬礼、最敬礼の3種類があります。私たちが普段よく使うのは、会釈が一番多いのではないでしょうか?しかし、これらはシチュエーションごとに使い分けるのがマナーです。

さまざまなシチュエーションごとに使い分けるお辞儀

会釈(えしゃく)をするシチュエーション

会釈とは、約15度のお辞儀を指します。3種類の中では、一番使いやすいお辞儀です。
街中で知り合いとすれ違ったときなどに使い、歩きながら使うケースがとても多いです。ただ何もせずにすれ違うのは無視している様に感じるため、会釈はとても便利なお辞儀です。

会釈はラフな場面に使います

敬礼(けいれい)をするシチュエーション

敬礼とは、約30度のお辞儀を指します。お店に買い物へ行くと、「いらっしゃいませ」とお辞儀をされることがあると思いますが、このときのお辞儀は“敬礼”にあたります。
お客さんのところへ訪問する際や、部屋へ入室・退室する際に使うことが多いですね。

敬礼はお客さんのところへ訪問する際や、部屋へ入室・退室する際に使います

最敬礼(さいけいれい)をするシチュエーション

最敬礼とは、約45度のお辞儀を指します。この中ではもっとも丁寧なお辞儀です。
強い感謝の気持ちを伝えるときや、謝罪をするときなど、気持ちを相手に強く伝えたいときは最敬礼をします。

最敬礼は気持ちを相手に強く伝えたいときに使います

お辞儀をするときのルール

敬礼と最敬礼をするときには、いくつかルールが存在します。
まずは、立ち止まって行うことです。会釈はすれ違いざまにすることが多いですが、敬礼と最敬礼をするときは、立ち止まってからするようにしましょう。
次に姿勢も、大事なポイントです。両足を揃え、両手はまっすぐ下ろし、姿勢を正してからお辞儀をします。
また、「ありがとうございました」「申し訳ございません」など言葉を述べる際は、言葉と述べたあとにお辞儀をするようにしましょう。よく、言葉と同時にお辞儀をする人がいますが、実はルール違反です。言葉とお辞儀は分けるように心がけましょう!

普段なんとなくしているお辞儀もシチュエーションごとに使い分けが必要です。しっかりお辞儀をしている人はとても礼儀正しい印象を受けるので、ぜひ意識してやってみてはいかがでしょうか。

子どももお辞儀をします

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