愛知県の食文化といえば名古屋めし名古屋めし。味噌カツや味噌煮込みうどんを例に取るまでもなく発酵・醸造文化が盛んな地として知られています。
こってり、濃いめのユニークな立ち位置にある愛知の食文化ですが、一度食べてみるとその魅力にハマってしまう人も少なくないほどの訴求力。手羽先やココイチのカレーなど名古屋・愛知からメジャーとなった味覚も少なくありません。そんな愛知の食の名産ランキングを紹介します。
第10位 エビフライ
昭和の時代、タモリさんの「名古屋人えびふりゃ〜大好き」説で一躍有名に。しかし、その実態は商売上手なお店が、発言を逆手にとって名古屋名物として売出したとの説が有力。事実、名古屋では揚げ物を扱う店の多くでメニューにエビフライがあるそうです。
第9位 あんかけスパゲティ
これぞ正真正銘の名古屋グルメ。カフェで出てくるパスタとはまったく別物のそのビジュアル&味覚。なかでも通称ミラカンと呼ばれるミラネーゼカントリーは破壊力抜群。一度で好きになるか、その反対か。味覚の踏み絵的な名古屋味です。
第8位 小倉トースト
約100年の歴史を誇る小倉餡乗せのバター(マーガリン)トースト。バタートーストをぜんざいに浸して食べるお客さんをヒントに市内の喫茶店「満つ葉」のメニューとして誕生しました。名古屋へいったらぜひ喫茶店で本場の小倉トーストを。
第7位 ひつまぶし
鰻の蒲焼をノーマル、混ぜご飯、お茶漬けと3パターンで楽しむ欲張りメニュー。発祥には名古屋説・三重県津市説がありますが、ひらがな表記の「ひつまぶし」は、名古屋にある「あつた蓬莱軒」の登録商標です。
第6位 味噌カツ
こういうのを癖になる味と言うんでしょうね。トンカツにはソースの概念を打ち破るに足る美味しさです。名店「矢場とん」の各地出店で、東京・大阪・富山・福島などでも食べられます。
第5位 手羽先
手羽先が5位というのは異論もあるでしょうが、酒飲みとしてはこれを外すわけにはいきません。風来坊、世界の山ちゃんの2大巨頭を筆頭に鳥開(とりかい)、鳥しげ、伍味酉(ごみとり)、我楽多文庫など各店自慢の味の違いを確かめてみるのも面白そうです。
第4位 きしめん
日本には数々のうどん文化があります。その中でも滑らかさ、ツルツル感といった食感ではきしめんが一番ではないでしょうか。新幹線ホームの立ち食いが美味いと評判ですが、タビノトのおすすめは王道の「宮きしめん」。駅のお土産売り場やお取り寄せでどうぞ。
第3位 鬼まんじゅう
他県の知名度こそ高くありませんが、地元で大人気の和スィーツです。お芋のほっこりした素朴さと上品な味わいが特徴。角切りのさつまいもが鬼の角にも見えるところからついた名前ですが、味は鬼ならぬ素朴な優しさに満ちています。
第2位 台湾ラーメン
名前は台湾でも、名古屋発の郷土の味?ひき肉、ニラ、ネギ、もやしにたっぷりの唐辛子とニンニクが入った刺激的な味は、強烈にして旨し。最近では日本各地の台湾ラーメンを名乗る店が出没しているそうですが、そのインパクトはぜひ本場名古屋で試してみるべし。
第1位 ういろう&名古屋スィーツ
旧来のういろうイメージを払拭するニューウェイブが続々誕生しているウイロウ・ザ・ワールド。アイスキャンディースタイルのワンハンドスィーツ「ウイロバー」、モナカの皮とういろう、あんこを自分でセットしていただくセルフメイドの「ういろモナカ」、ういろう+わらび餅の食感で人気の「わらびういろ」など、ういろう界の奥深さはただごとではありません。
その他では八丁味噌入りのチョコレートケーキ「ショコりゃあて」、小倉トーストの遠い親戚?「小倉サンド」に、「名古屋キャラメルさんど」、「名古屋金しゃちショコラ」、「名古屋ふらんす」、「なごや嬢プレミアム」、「名古屋金鯱チーズタルト」などネーミングからも名古屋愛が伝わってくる名古屋スィーツ。これはもう食べてみるしかありませんね。
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