日本の食

旅する日本文化！熊本の名産スイーツランキングTOP10！

2023年11月07日

熊本といえばくまモンでしょ。最近では海外での人気も上昇の一途。キャラクターの浸透力ってすごいものですね。そんな熊本の名産といえば熊本ラーメンに、馬肉料理、からし蓮根、一文字ぐるぐるとガッツリ系、お酒好きのグルメが思い浮かびがちです。なんといっても熊本は米焼酎の本場ですからね。それに地酒だって伝統の赤酒に、熊本酵母で醸した幻の酒「香露」、近年ではワイン人気も急上昇。酒好き、美味いもの好きにはたまらない魅力です。
でもでも、そんな男酒・男飯の熊本の隠れた魅力といえば女子＆スイーツ男子ぞっこんのスイーツ路線なんです。しかも歴史と伝統を誇る銘菓が多い！意外や意外熊本は甘みの宝庫だったとは。
そんなわけで、タビノトが力を込めて今回ご紹介するのは火の国「熊本」生まれの名産スイーツランキングです。

第1位　中岳ショコラ

数ある伝統菓子を抑えて第1位に輝いたのは阿蘇山をイメージした中岳ショコラ。フォンダンショコラとお餅の連携がナイスな新感覚スイーツ！美味しくいただくポイントは電子レンジで10秒チン。膨らんだお餅が、チョコを押し上げ山頂（？）から溶岩が流れ出すようにとろ〜りと。ふんわりとした求肥もちの食感と、濃厚なフォンダンショコラ、そしてこのビジュアル。意外性の組み合わせが新しい美味しさを誘います。

第2位　加勢入多（かせいた）

江戸の昔、熊本52万石の藩主細川忠興公はヨーロッパ渡来のマルメロ（西洋カリン）を用いた菓子をとても気に入り、徳川幕府や京都の公卿たちへ熊本を代表する銘菓として献上していました。その細川家秘伝の銘菓を復元した伝統のお菓子です。さっくりとした口当たりとカリンジャムのほのかな甘酸っぱさの取り合わせは、上品で味わい深い殿上人の美味しさ。「かせいた」という変わった名前は、ポルトガル語のカイシャ・ダ・マルメラーダ（マルメロ砂糖漬の箱）に由来すると言われています。

第3位　誉の陣太鼓

名前も勇ましい誉の陣太鼓は太鼓型のパッケージをした熊本を代表する銘菓。秘伝の蜜で炊き上げた風味豊かな北海道産大納言小豆の中にはもちもち柔らかの求肥を。砂糖・大納言小豆・麦芽糖・餅粉・水飴・寒天・食塩の7つの自然な材料のみで作られた匠の味は、甘さをおさえたみずみずしいおいしさと大好評。内外のコンクールで数々の栄誉に輝いた自慢の味を、熊本土産はもちろん、お取り寄せなどチャンスがあればぜひ味わっていただきたい美味しさなのです。

第4位　いきなり団子

熊本の一般家庭で昔から作られていたこれぞ伝統のスイーツ。輪切りにしたサツマイモと小豆あんを、ねり餅や小麦粉を練った生地で包み、蒸した熊本名物のお菓子。サツマイモの甘みと小豆あんが絶妙のコラボレーション。いきなりというインパクト強めのネーミングは“いきなり”作れる、不意の来客にも“いきなり”出せるということから。サツマイモの甘みと小豆あんが絶妙のコラボレーションを楽しんでみましょう。

第5位　朝鮮飴

こちらも安土桃山時代からの長い歴史を持つ伝統派です。この名前の由来は加藤清正が朝鮮出兵の際、兵糧として持ち込んだミリ食（ミリスイーツ？）だったことから。もともとは長生飴と呼ばれてたものがそれ以来「朝鮮飴」と呼ばれるようになったそうです。
もち米粉、水飴、砂糖を独自の製法でこね合わせ片栗粉をまぶしたお菓子で、基本は長方形ですが、最近では丸い形のものもあります。上品な甘さと、もちもちとした食感が懐かしい銘菓です。

第6位　あか巻

南蛮渡来のロールケーキで小豆餡を巻き、腹持ちの良いお餅で周りを包んだ天草・牛深発祥の伝統郷土菓子です。神前に供える赤米を使った赤餅で、スポンジに餡を重ねたタルトを巻いたお菓子です。この「あか巻」その赤い色から縁起のいい食べ物として古くから喜ばれてきた銘菓、また漁師の体力消耗を補う「船上食」としても愛されてきたという歴史も持っています。